○○様、お帰りなさいませ。

 先週末、名古屋ヒルトンホテルに2泊した。今年最初の宿泊であった。チェックインの際にかけられた言葉が表題のセリフであった。ヒルトンでは初めての経験だったので驚いた。この言葉は、有頂天ホテルという映画の中でホテルマンが常連客に使っていたセリフであった。ヒルトンホテルの接客レベルが向上したのか、はたまた私が常連と認められたのであろうか。しかし、最近の5年間だけでも、毎月1泊以上は泊まっているので、いまさら後者ではあるまい。
 加えて、その日にそば殻の枕とヘルスメーターを借りたのであった。そのヘルスメーターをバスルームに置いてもらったのであるが、持ってきてくれた客室係は、バスルームの入り口で靴を脱いでいたのであった。バスルームに靴を履いたまま入らない。これはリッツカールトンホテルのことだと聞いていた。ヒルトンホテルのサービスレベルが向上したのを期待したい。
 以前は、入り口で出迎えた接客係に名前を訊かれ、フロントまでついてくるからフロントに名前を伝えてくれるのかと思いきや、そのまますっといなくなり、結局自分で名乗っていた。入り口で名前を訊いたのは何のためなんだぁ、と思っていたものである。
 今週末、また宿泊する。サービスレベルの向上が本物であることを期待したい。